雨の中

　今日は、天気が悪く練習ができないとみんなたかをくくっていた。当然わたしの住んでいる京都市の北はどしゃ降り。教え子が大文字駅伝に出ることになっていたので、雨がなぁと心配していた。近くにすむ練習生の自宅に電話をすると南な分雨がほとんど降っていないとか。
「よぉし」
「練習決行」
練習生と選手含め10名が参加。
雨が心配だったので、すぐにUPし、
ボール回しの基本からはいった。
ボール回しは、上半身に力を入れて投げてもうまくまわらない。下半身のステップと体のバランスをコントロールすれば簡単にボールは回る。
また速い球でボールをまわしたければ、ステップの足の送りを速くすればいい。

「意外とここが盲点。」

指導書にはあまりかかれていない。
私は、自分に厳しくそして野球を楽しく行なえるような指導書を作り始めている。
実践で、すぐに役立つ、Q＆A集を。

話がそれたが、ステップの速度を速くすれば体全体を動かす速度も反射的に高まるのだ。この間トレーニングの第一人者でもある小山先生のTVをみた時にも反射をうまく利用してとコメントされていた。（ダッシュ時)
いままで自分の中で力をうまく利用するということはどういうことか考えていたのだが、このひとことで開眼できた。

わたしは体が小さいがボールは飛んでいた。

「だんでだろう、なんでだろう。」

テツトモじゃないがずーとそんなことばかり考えていた。ねじり、ひねりなどそこには様々な考え方が乱舞している。
「なんか違う。本質的な話じゃない。」
「あぁ、結局は人間の自然な反射のエネルギーを生み出すための手段表現なんだ。」

つまり
「反射」
を追求すれば、究極の選手になれるのだ。

反射を高めて、実践に強い選手作りを。
ではこの話はまたの機会に。