社会人京都大会から

2003年4月10日
社会人野球京都大会を観戦。この中から感じたことを拾っていきたいと思います。また青少年でこれから社会人野球やプロ野球を目指す方へのアドバイスになればと思い書いてまいります。今日は、ミキハウスと日本新薬の試合から。

ミキハウス、日本新薬とも関西では都市対抗や日本選手権へ顔をみせる強豪。ゲームも序盤から強豪同士の力のぶつかり合いといったもの。観衆にとって見ごたえのあるゲームであった。

社会人野球に木製バットが導入され、各選手とも金属から木製へとバッティングの質的なものの変革が徐々にされ始めているようだ。

また投手の配球もファストボールが、微妙にではあるがインサイドはシュート系、アウトサイドは、カット系の球種が主流となってきている。ただ春の大会だけに投手には微妙なコントロールがかけているイニングがあり、そのミスを大量点にしたのがミキハウスといった感がある。

ミキハウスの主軸、大江・柏野・陣田は、破壊力がある打線で、一発攻勢で形成を物にした。

ここを盗め!
ミキハウス、南投手、スロースターターなのか序盤は、コントロールとはいえないピッチングであったが、序盤からアウトサイドヘのファストボールとスライダー系の球が決まりリズムがではじめた。日本新薬としては、早くにアウトサイドのスライダー系の球を狙い、リズムをつくらせない取り組みが徹底されていれば、9回までに6−1という点差にはならなかったと思う。キーは、中盤のチームのオフェンスでの組み立てにテーマがなかった点ではないだろうか。良いイニングと悪いイニングがはっきりしていた投手だけに、身を殺してでも、リズムを作らせないという形のイニングを1回作る必要があった。例えば、前に打たない。など(カットの技術)

少年野球に携わる方へ
チームの力量が接近すればするほど、チーム内のオフェンス・ディフェンスのイニング・カウントでのテーマの徹底が、勝敗を分けることになります。たった一つの配球ミス。この試合では、ツーナッシングからの中途半端なコースへのストレート系の球を長打され、突き放されたという事例がある。コントロールミスでは済まされない。必ずボールになる投げかた、特に握りの工夫が必要だと思う。縫い目は108.いろんな指のかけ方により、いろんな動きをする。投球練習の中で、必ずアウトサイドにボールになる握り方を練習し、中途半端を避けなければならない時には、必ず、キャッチャーとコンタクトをとって、特にピッチャー有利なカウントほど、万全を期す。このこころが必要。野球は、たった1球のミスにより試合が試合でなくなる。

ここ一番にこそ、マウンドに集まったり、キャッチャーとコンタクトを取ることをすすめる。たえずしているのは、いただけないが、チームの勝負どころではベンチサイドでなく、選手サイドからコンタクトを取る習慣を身につけてほしい。

試合は、6−3でミキハウスが勝利したが、両チームとも春初戦の公式ゲーム。まだまだ調整の感があった。しかし本番の都市対抗で鬼気迫る勝負が繰り広げられる予感をさせるゲームであった。

無料で見られる京都大会、皆さんもぜひ西京極にいかれることをおすすめします。
今年も、社会人は熱い!!

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