都市対抗ご声援ありがとうございました。
2003年5月25日本年よりはじめて参加した都市対抗予選。結果は残念なものとなりました。
第1試合は、東山クラブに完敗
3−11で負けてしまいました。期待の北野、スピードはいまいち。懸念していた決め球カーブが決まらず、またキャッチャーの捕球不安も的中!選手も初の公式戦出場者が多く、完全に浮き足立ちました。実力の50%も出ずに完敗。これも実力です。
第2試合は、鴨沂クラブ戦
事前予告していた2人が、第1試合中のスタンバイしておらず、試合に出たいという気概が感じられず
急遽初先発の清水へ。第1試合のブルペンでの調整がよく期待したが、初めてのマウンドに緊張と動揺。2回もたずに降板。あとは、先発予定の2人つないだが、当然撃沈。サイド北野へ、しかし余力なく2回を押えるのがやっと。ここで試合前に投手もさせていた河井にスイッチ、一旦流れを止めたかに見えたが追加点。肩の悪い、岡田が最後のストッパーとして登板もイニングが投げられず最終回つかまる。投手陣は、総崩れだった。
ここまで書くと惨敗と思われるかもしれないが、そこは野球ドラマが待っていた。
2回を終えて11−0当然覚悟をきめた。しかし、うちのチームの今年のキャッチフレーズは
「楽しく・厳しく・あきらめず」
まさにこのとおりの試合となった。
3回から投手が変わり、たまっていた活火山エナジーが噴出した。変わりばなを長打・短打の嵐、
3回にまず2点、そして4回、期待の北野が京都大会でも年に3本ほどしか出ないというバックスクリーン奥へのホームラン。
「味わいましたわ」
なんともいえない心地よさをかみ締めながら、味方の追撃のさらなる口火を切るのだった。この回4点
5回・6回も2点。14−10で迎えた最終回。7回表に3点追加され17−10。ラクビーのスコア。しかしミラクルへつながる最終回が待っていた。噴出した溶岩の流れは止まらず、期待の田中が口火を切るセンターへ、上村が横橋が鍋谷が続く続く、そして立山のあたりは痛烈なヒットか、しかし、ライト正面へのライトライナー、ぁぁワンナウト、しかし、京都フルカウンツ魂は、気迫をこめて追撃を再開。1点2点そして4点を取り、ツーアウト満塁、まさにフルカウンツにふさわしい場面で、
海外でセミプロ経験の田中に打席がまわる。
この2週間でバッティングフォームをバッティングセンター訂正。効果があらわれるスケジュールを立山と練り、この日は絶好調。
「ここでやってやる!」
という気概が静かなそして穏やかな顔立ちから感じ取れた。
「いける!?」
「うぉぉっ」
「よっしゃ」
歓声が鳥肌に変わり、全身に震えを感じさせる一打が45度の角度で舞い上がった。
「いけっぇ」
全員の魂が、フルカウンツの魂が大空に吹き上がる
まさにそんな一打だった。
「はいれぇ」
「がこっ」
「あぁ」
声にならない、まさに少しの無念さと同点への期待感が交差した。
「まわれぇぇ」
ライトがクッションボールをあやまる。
「はしれぇ」
この言葉以外なにも出てこない。祈りにも似たこころの言葉だった。
「同点や」
「17−17」
最終回に追いついた。これこそ京都フルカウンツの目指すあきらめない野球。
口で理由や弁解はできる。しかしやってみせなければ認められない。
次のクラブ選手権にかなりの光が見える内容のゲームとなった。
彼らは今日ひとつ、傷つき、そして、ひとつ勇気と誇りをモノにすることができただろう。
ここからの2ヶ月。へこんでいるひまわない。今日ダメだった選手は、再起をかけて、よかった選手は更なる飛躍を目標に夏に望んでほしい。
そして、このミラクルの続きを演じようではないか。
ミラクルが京都フルカウンツの称号となるまで
立山
第1試合は、東山クラブに完敗
3−11で負けてしまいました。期待の北野、スピードはいまいち。懸念していた決め球カーブが決まらず、またキャッチャーの捕球不安も的中!選手も初の公式戦出場者が多く、完全に浮き足立ちました。実力の50%も出ずに完敗。これも実力です。
第2試合は、鴨沂クラブ戦
事前予告していた2人が、第1試合中のスタンバイしておらず、試合に出たいという気概が感じられず
急遽初先発の清水へ。第1試合のブルペンでの調整がよく期待したが、初めてのマウンドに緊張と動揺。2回もたずに降板。あとは、先発予定の2人つないだが、当然撃沈。サイド北野へ、しかし余力なく2回を押えるのがやっと。ここで試合前に投手もさせていた河井にスイッチ、一旦流れを止めたかに見えたが追加点。肩の悪い、岡田が最後のストッパーとして登板もイニングが投げられず最終回つかまる。投手陣は、総崩れだった。
ここまで書くと惨敗と思われるかもしれないが、そこは野球ドラマが待っていた。
2回を終えて11−0当然覚悟をきめた。しかし、うちのチームの今年のキャッチフレーズは
「楽しく・厳しく・あきらめず」
まさにこのとおりの試合となった。
3回から投手が変わり、たまっていた活火山エナジーが噴出した。変わりばなを長打・短打の嵐、
3回にまず2点、そして4回、期待の北野が京都大会でも年に3本ほどしか出ないというバックスクリーン奥へのホームラン。
「味わいましたわ」
なんともいえない心地よさをかみ締めながら、味方の追撃のさらなる口火を切るのだった。この回4点
5回・6回も2点。14−10で迎えた最終回。7回表に3点追加され17−10。ラクビーのスコア。しかしミラクルへつながる最終回が待っていた。噴出した溶岩の流れは止まらず、期待の田中が口火を切るセンターへ、上村が横橋が鍋谷が続く続く、そして立山のあたりは痛烈なヒットか、しかし、ライト正面へのライトライナー、ぁぁワンナウト、しかし、京都フルカウンツ魂は、気迫をこめて追撃を再開。1点2点そして4点を取り、ツーアウト満塁、まさにフルカウンツにふさわしい場面で、
海外でセミプロ経験の田中に打席がまわる。
この2週間でバッティングフォームをバッティングセンター訂正。効果があらわれるスケジュールを立山と練り、この日は絶好調。
「ここでやってやる!」
という気概が静かなそして穏やかな顔立ちから感じ取れた。
「いける!?」
「うぉぉっ」
「よっしゃ」
歓声が鳥肌に変わり、全身に震えを感じさせる一打が45度の角度で舞い上がった。
「いけっぇ」
全員の魂が、フルカウンツの魂が大空に吹き上がる
まさにそんな一打だった。
「はいれぇ」
「がこっ」
「あぁ」
声にならない、まさに少しの無念さと同点への期待感が交差した。
「まわれぇぇ」
ライトがクッションボールをあやまる。
「はしれぇ」
この言葉以外なにも出てこない。祈りにも似たこころの言葉だった。
「同点や」
「17−17」
最終回に追いついた。これこそ京都フルカウンツの目指すあきらめない野球。
口で理由や弁解はできる。しかしやってみせなければ認められない。
次のクラブ選手権にかなりの光が見える内容のゲームとなった。
彼らは今日ひとつ、傷つき、そして、ひとつ勇気と誇りをモノにすることができただろう。
ここからの2ヶ月。へこんでいるひまわない。今日ダメだった選手は、再起をかけて、よかった選手は更なる飛躍を目標に夏に望んでほしい。
そして、このミラクルの続きを演じようではないか。
ミラクルが京都フルカウンツの称号となるまで
立山
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