今年の大会は、傑出した球児特に、打者にすごいとうなるような選手が見られなかったのは残念だった。原因は、スイングワークが悪いこと。体格は、以前にもまして良くなるのだが、年々悪くなるのは、スイングワーク。直線的に投げられたボールに対して、円軌道でバットを振り出すためだ。これでは一点衝突しか生まれない。バットスイングは、楕円軌道出なければならない。より強く、長くバットとボールを密着させる、パワーを伝える。これが大切。バットとボールが接している時間が非常に短い。金属バット使用最大の欠陥である。わたしたちのクラブチームにも高校生はいる。しかし彼らは、木のバットを使用し、バットコントロールの難しさや運ぶという感覚を身につけている。練習で木のバットを使う高校も多いとは思うが、やはり試合での感覚で学ばなければ吸収できない。経費の問題がある。材質となる木が不足している。様々な問題はあるが、世界大会が木によるゲームである以上、一番技術吸収力のある16歳から18歳までの間、木のバットを使わないことは、将来の感覚まで鈍らせるのではないかと危惧している。年々、良いバッターが減っている甲子園。木の感覚でボールを運んで打つバッターが多くあらわれることを期待したい。

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