京都フルカウンツのエース、北野偉也が即日合格とスポーツ各誌の一面を飾った。
テストを受ければかなりの確率でこうなることは予想していた。チームにざわめきがあったことは昨年の都市対抗以降監督として感じ取っていた。どうも私のチームからは、主力3人を引き抜こうとしているらしい。その他のチームでも多いところは2人だとか。

このチームの趣旨からいって送り出すつもりだ。ただ、放出する権利は、当チームにある。NOMOクラブ発足時にも主力の大量な引き抜きがあり問題となった。チーム力が落ちたクラブチームがある。今もなお問題らしい。

私の印象、

クラブチームの世界にもジャイアンツ手法が入ってきた

まさに社会人野球に危機を感じる。こういう手法に頼らねばならないとは悲しいことだ。

私どものチームは、一期一会、会うが別れのはじめのチーム。残るチームの選手が納得すれば馳せ参じればよいと思っている。チーム作りはそれを前提に考えている。
勝負事は、惜しいと思うと負ける。だからそんな観念は捨てている。すぐに新しいチーム作りをすれば今以上になると考え、もう手を打っている。心置きなく旅立ってほしい。

チームの責任者として、少々不安なのは、選手各人によって給料など保障の面が違うと紙上でコメントされている。選手個々人にはその条件は伝えられていない。では
「うちの選手はどうなの?」
当事者にきいても
「話がない」
「えぇつ」
「条件はわからんがいくの?」
「はい」
「自費でも行きますか」
「いきます」
とコメントしている。ここまで燃えている彼らの気持ちを汲んでやりたい。しかし1週間が過ぎようとしているが、事務局から連絡がないらしい。不安にならないのかなぁ。

選手の移籍の権限は、当チームにある。

私どもの苦い経験を話そう。
京都フルカウンツ立ち上げ当初、近畿のある休部しているチームに在籍した教え子がいたので手伝ってくれとお願いした。選手登録申請をした時ダメだしを食らった。
「えぇっ」
連盟に問い合わせると、休部チームが毎年選手登録しているので、本人の意向では移籍できないと突っぱねられた。
「おいおい」

そう、試合よりも事務手続きに負けた。

そのあたり、当事者任せ、たずねてもなんか雲をつかむような話なので、いや雲すらも見えない話なので、

この状態でかわいい選手を送るのは責任者としての能力を疑われかねない。

責任者として、チームからの連絡がほしい。毎日まだかまだかとまっている。また、引き抜かれる側から連絡するのは少々筋違い。選手の移籍には、こんな例もあるのだから礼節を尽くしてほしいと願うばかりだ。

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